第五章 〜関係の確定に至るには〜


〜1〜

 初体験の日以来、柳さんの家に入り浸りという感じだった。もちろんという
かなんというか、僕と柳さんの本質的な人格は維持されている。要するにエッ
チの前にやることはやっておこうと、そういうことなんだけど。そのことばっ
かり考えながら2人で宿題とかするもんだから、あんまり進まなかったりする
わけだけど、それでも最後まで終わらさなかったことはない。人格的に譲れな
いところだから。あとついでにいえば、悶々としてるせいで始まったら激しく
なったりする。家でしてるわけで諸事情で早めに切り上げなければいけない場
合も、そう。ちなみに今週、しなかった日はなくて、そのどの日でも柳さんは
最低3回は僕の中に出していた。僕自身も毎日射精している。こんなことは長
くもない人生だけど初めてのことだった。もともと、そんなに性欲も精力も強
い方じゃないわけだと再認識。
 お尻の穴をほぐしてもらった後、僕は柳さんの腰にまたがった。
 ズプズプとアナルに柳さんの巨根を呑み込んでいく。いつもとは違う方向へ
の圧迫感。串刺しにされていくような感じだ。それでも、毎日入れられ続けて
いた僕のお尻はそれほどの苦労もなく柳さんを根本まで銜え込んだ。とすんっ
とお尻が柳さんの腰とぶつかる。動きが止まると柳さんのペニスがビクビクと
体内で嬉しそうに跳ねているのがわかった。
「あはっ……あぁ……腰動かしてっ、三谷くんっ」
「う、うん……こ、こんな感じ、かな……?」
 僕は柳さんの白いお腹にそうっと両手を手をつくと、顔を見ながら、腰を上
下に揺らし始めた。排便を繰り返しているみたいでかなり変な感じだ。
「んんぅ……い、いいよっ、そんな感じで……あんっ、つ、続けて……」
「わかった……んっ」
 気持ちよさそうに目を細める柳さんの顔を見ながら、亀頭のカリに引っかか
るまで腰を上げては、柳さんの腰にぶつかるまでお尻を落としていく。
 自分で動くのはやっぱり少し妙な感じだった。だけど、自発的な感覚が伴う
分、柳さんのペニスの形がアナルにはっきりと伝わってくる。どこが出っ張っ
ていて、どこに血管が太く浮き出ていて、とか、そんなところまで感じられた。
「はあんっ……ああぁ……あっ、いいっ……! んはぁっ、動き方が、予想で
きないから、ふぁっ、んんっ、余計、感じちゃうっ」
「すごく、跳ねてる、ね。それに、とろとろの先走り、いっぱい出てきて……」
 ローションなんてアダルティーなアイテムは持ってないから、いつも潤滑油
は柳さんの精液だったりする。だから一回目の最初が一番きつい。けれどもう、
我慢汁のおかげで肛門内が粘液で覆われ、動きやすくなってきていた。内臓を
引きずり出されそうなくらいの引っかかりがあった亀頭のカリがスムーズに滑
るようになる。不思議ではあるけど、摩擦が多くて抵抗感のある抜き差しより、
粘液たっぷりで摩擦が少ない出し入れの方が柳さんも感じるみたいだ。僕自身
も摩擦がなくなると痛痒感が消えて、柳さんに擦られてなんとなく気持ちよく
なれる。お尻も柳さんのペニスにずいぶんと慣れてきたらしくて、最初の時の
ようなえぐいような嘔吐感や強烈な圧迫感も消えてきていた。
「うはっ……!?」
 腰の上げ下げに集中していると、下げている途中に柳さんの腰がぶつかって
きた。
「くぁっ……う、柳、さんっ?」
 予想外のその衝撃に戸惑っていると、ぶつかっていた腰が離れた。そして、
限界が近づいてきたらしい柳さんが、好き放題に下から腰を突き上げてくる。
「うあっ……ああっ、は、激しっ……」
 お尻の中で荒れ狂うように前後する柳さんのペニス。踏ん張っていることが
できなくなって、僕は柳さんの方へと倒れ込んでいく。柳さんは僕の体を柔ら
かい胸の上で受け止め、背中に手を回して、さらに腰を跳ね上げてきた。
「はうっ、うっ、ん……!」
 僕の腰は柳さんの突き上げを受けて、ガクガクと揺さぶられる。
「んっ、はああっ、み、三谷くんも、動かしてっ!」
 僕は柳さんの声に応えて、柳さんの腰が浮くのに合わせて、腰を落とした。
「んぁっ、はぁんっ、いいよぉ……もっと、もっとぉっ!」
「あ、ああっ、柳さんのがっ、中で、ふぅっ、大きくなって……!?」
「イクぅっ、イクよ、三谷くんっ! んっんんんぅぅーーっ!!」
 柳さんが腰を思いきり突き上げてきた瞬間、肉棒が大きく膨れ上がって、弾
けた。熱い精液がビュパビュパと勢いよく腸内にしぶく。
「はああぅっ、あ、熱いっ……! ん、んんーっ……!」
 柳さんの絶頂の衝動に合わせて腰を震わせながら、僕は柳さんの劣情を体内
に受け入れた。


〜2〜

 今日は祝日で学校が休みだ。
 週末ではないので、柳さんの両親の仕事は休みじゃなく、家にはいないらし
い。
 付き合いだしてからはずっと柳さんが予定の中心にいたから、柳さんもそう
だったらしいので、僕たちに外出の予定はなかった。
 つまりそう、いわゆる暇な1日というヤツだね。そういう日は、1日中エッ
チしよう、ということになるのが若さというものなんだろう。提案は柳さんの
方からだったけど、僕としても別に異存なかった。ちょっとお尻のことが心配
ではあるけれど。だって、柳さんのペニスは一日中勃起し続けているなんてこ
ともあり得るかもしれないわけで。さすがに一日中動き続けるのは無理にして
も、ずっと繋がっていることはできる。
 まあ、でも、何も食べないでってことは厳しいので、僕たちはとりあえず食
料を買い出しに出ていたりする。
「はぁ、中は涼しくていいね」
 柳さんの家の近くにある食料専門店。当たり前だけど生鮮食料品などが置い
てある店なのでクーラーはガンガンに効いている。
 コンビニ弁当という案もあるにはあったけれど、好きじゃないと言うことで
柳さんが却下した。マクドナルドなんかも二食続けてはきつい。エネルギーに
はなりそうだけど。カップ麺なんかも対象からは外れて、どうも普通の和食洋
食になりそうな気配だった。エッチだけというのはいくら若くても寂しいとい
うのと、少しわがままな提案だと柳さんが思っているのか、手料理を披露して
くれそうな感じでカゴを持っている。
「三谷くん、嫌いなモノってある?」
「特にはないけど。普通のお店で売ってるのはたいてい食べれるよ」
「じゃあ、昼はパスタでいい?」
「長持ちしそうだね」
 マラソン選手なんかは前日にパスタとかで炭水化物を摂るらしい。当日で有
効かはわからないけど、とにかく夕ご飯までは持ちそうだ。
「夜は……うん、お魚焼いて……肉じゃがとほうれん草のおひたしと……」
 ジャガイモにニンジンと玉ねぎがカゴに追加される。生鮮食品コーナーで奮
発気味の牛肉と鮭二尾を買った。
「料理は良くするの?」
「そうね。両親はだいたい外で食べてくるから、夕食は一人なんだけど……自
分で作って食べたりもするから」
「そっか」
 小さい頃、寂しかったりしなかったのかなと考えたけど、お姉さんがいると
いっていたことを思い出す。一人っ子なら親が帰ってこないのはきついけど、
姉妹がいればそうでもなかったかもしれない。
「あ、カゴ重くない?」
「ううん、平気。それより、これ持ってもらっていい?」
 柳さんがジュースのコーナーで2リットルのスポーツ飲料を指さした。
「これ?」
「うん。汗掻いたらいるかなって」
「そうだね。汗掻いたらミネラル摂らないとまずいし」
 僕は並んだペットボトルの口を掴んで持ち上げた。
 とりあえずこんなところということで、僕たちは並んでレジに向かう。
「……あ、歯ブラシもいるよね」
 日用雑貨の棚を通りかかったとき、柳さんがそう言ってカゴに青色の歯ブラ
シを入れた。


〜3〜

 最近では、柳さんもだいぶアナルで扱かれる快感に慣れてきたようで、射精
の間隔は長くなってきていた。もっとも柳さんが言うには、我慢ができるよう
になっただけで、出そうと思ったら、初体験のときみたいにほとんど連続でイ
クこともできるらしい。そうしないのは、連続で出すよりも我慢して我慢して
射精する方が気持ちいいから。それは僕にも経験があるのでよくわかった。ま
あ、我慢しているとはいっても、買い物の後の午前中のエッチだけで柳さんは
五回出しちゃってるんだけど。それでもだいたい三十分くらいは保ってる計算
だ。ちなみにその我慢して我慢した後の射精が終わると、柳さんは十分くらい
朦朧とした感じで息を整えているから、実際は二十分くらいなんだけどね。そ
れにしても、一回射精したらしばらく勃起しなくなる男のペニスと違って、休
んでいる間も勃起が続いて、休憩後すぐに再開できるというのは、すごい。終
わった後でも勃起したまんまだったし。
 僕の射精は午前中に三回だった。騎乗位のときにお尻を突かれながら自分で
しごいて出したのが一回と、後ろから突かれているときに柳さんにしごいても
らったので二回。横向きでされているときに、漏れるような感じでイって三回
だ。すでに一日の最多射精回数タイなので、更新することは確実な情勢だった。
 何にしてもぶっ続けのエッチはかなり体力を消耗する感じだ。柳さんの射精
は騎乗位二回、他三回で負担は均等くらいだけど、午前中のエッチが終わった
後はマラソンを走り終えた感じでもうすでにヘトヘト。なので、僕たちは思っ
たよりゆっくりとしたペースで昼食を食べた。
 各自トイレ休憩の後、また僕と柳さんは裸になってベッドの上に乗った。イ
ンターバルが長かったから、柳さんの白い素肌と勃起したグロテスクな肉棒を
目にして、僕のペニスもビリビリした間隔を伴いながら大きくなる。このまま
だと四回目はかたいなぁと思いながら、仰向けに寝転がる。
 再開の一回目は正常位。柳さんの精液で溢れているお尻の中に、衰えないペ
ニスが押し入ってきた。
「はぁ、三谷くんの中……すごくぬるぬるしてる……」
「だって、柳さんが……いっぱい出すから」
「ん……そうね。動くね?」
 柳さんはそう言いながら、僕の膝を掴んでゆったりと動き始めた。ぬりっぬ
りっとやらしい音を立てて、柳さんの肉棒がアナルを前後する。
「ああ、ん……いい……しごれて、はぁ、ああっ……!」
 昼食の最中は理知的だった柳さんの瞳が、エッチな色を帯びて、息遣いもす
ぐに興奮したものになってくる。緩やかだったピストン運動も、膨らむ快感に
合わせて見る見るうちに早くなってきた。僕は忙しなげに揺れる柳さんの白い
胸を見上げ、僕自身も揺れながら、股間で暴れ狂う肉棒の感触を受け止める。
 このまま夕食までセックスが続くかなと思っていたんだけど、僕たちは予期
しないアクシデントに遭うことになった。
 それは、エッチを再開して十五分くらい経ったときのことだった。
 玄関方向で、ドアが開く音が聞こえた。柳さんの肉棒がグチュグチュと動く
股間や柳さんが快感を追う扇情的な光景に集中していた僕は、思わずドキッと
して肉棒を飛び跳ねさせながら、部屋のドアを見る。
「ね、ねえ、柳さ、ん……今、音、しなかった……?」
「んっ、んっ……聞こえ、なかった、けど……?」
 でも興奮している柳さんは小さく首を捻りつつも、ベッドをギシギシと揺ら
し、腰を打ち付け続ける。ぐいぐいと抉られ、捏ねられる感触に頭がカーッと
熱くなって、僕も、物音のことが頭から離れ始める。
 そんなとき、締まっていた部屋のドアが無造作に開かれた。
「ちょっと、綺ー、いるんでしょ? お昼、何か作ってくんない?」
 同時に、僕が柳さんにアナルを貫かれている現場にそんな声が飛び込んでく
る。
「え、あ……っ!?」
 柳さんが悲鳴のような呻きを漏らし、腰の動きを止めた。僕は思わず息を呑
んで、首を動かして、部屋の入り口に目を向ける。
 そこには、柳さんに似ていて少し年上に思える女性が、僕たちの方を見て、
目を見開いていた。
 柳さんの形のいい唇が少し青くなり、微かに開いてその女性との関係を紡ぐ。
「ね、姉さん……」


〜4〜

 裸でエッチをしている体勢のまま、僕たちは呆然と柳さんのお姉さんの方を
見ていた。
 理知的な柳さんに比べると、お姉さんは割と活発的なイメージがあった。で
もどこか魔女っぽい妖しい雰囲気を持っている。キャミ風のワンピースと肩か
ら覗く見せブラっぽいブラが黒で揃えられていて、胸元と耳のビーズアクセも
黒が基調だ。潤みがちの黒瞳もすごく印象的。そんな中、首筋や肩の肌の白さ、
手足の爪と唇のほんのりとした桜色が妙な色っぽさを醸し出していた。
 彼女はすでに平静を取り戻した様子で、黙ったまま僕たちを見ている。なん
ていうか、この状態で僕が思っているのは早くドアを閉めて欲しいなーという
ことだけ。なんだけど、一分くらい経過しても、お姉さんは部屋の入り口に立
ったままだった。もしかしたら、柳さんの股間についているペニスを見ている
のかもしれない。ただ、柳さんが男に入れてるのを驚かないということは、お
姉さんは柳さんの身体のことを知っているということだろう。柳さん自身もそ
のことについては焦っていないようだ。
 ちなみに僕の中に入っているペニスは緊張のせいかビクビクと跳ねている。
僕のペニスも勃起が萎えるということはなかった。
「……へえ」
 おもむろに、そんな声が柳さんのお姉さんの口から漏れた。かと思うと、ド
アを閉めながら部屋に入ってくる。何の躊躇いもない足取りでベッドの脇まで
来ると、微笑を浮かべた顔で僕たちを見下ろし、腰に手を当てた。僕も柳さん
も彼女の予想外の行動に、結合部を隠すことも忘れてその顔を唖然と見上げる
ことしかできない。僕の場合、まともにお姉さんの顔を見上げると、ワンピー
スの裾の中が見えてしまいそうだから、視界の端に顔が入るくらいの妙な見上
げ方だけど。
「このコ、彼氏?」
「……そ、そんなの、見たらわかるでしょ。いいから、早く出ていってよっ」
 羞恥に顔を赤くした柳さんが強い口調で答えた。なんとなく取り残された気
分になる。彼氏や彼女の家族にセックスを見つかって、なんてことは割とある
ことかもしれないけれど、どうしていいかはよくわからない。こういう場合は
家族がお邪魔しましたと部屋を出ていくのが普通なんじゃないかと思うんだけ
ど、関係があんまり普通じゃないだけにそうならなかったのかも。
「まあ、そうね。君、名前は?」
 ついに男ができたか、とでも言いたげな表情を浮かべながら、今度は僕に話
しかけてきた。
「あ、え、えっと、三谷、です……三谷伊吹……」
「綺の大きい?」
「は、はい……僕のより……」
 反射的にそう答えると、お姉さんの視線が僕の剥き出しの股間に集中した。
「う……」
 なんとなく、僕はお姉さんから顔を背けてしまう。
「ふぅん、立派立派。君も、綺も」
「ちょ、ちょっと、姉さんっ……いい加減に出ていってくれないっ!?」
「いいじゃない。最近見せてくれないから、こういう機会くらいじっくり見さ
せてくれても」
 柳さんが強い非難の声を上げるけど、お姉さんは余裕の態度で、まじまじと
結合部を覗いてくる。柳さんの顔を隠すみたいに、お姉さんの上半身が入って
きた。
 お姉さんはついでにという感じで柳さんのふるふると揺れている乳房の様子
も観察する。服の上から見た印象では、バストサイズはお姉さんの方が大きい。
「うんうん、綺もちゃんと成長してるのね。お姉ちゃんは嬉しいわ」
「もうっ、離れてよっ!」
 柳さんが僕の膝を抱えていた手を離して、お姉さんを突き飛ばした。
 お姉さんはその反撃を予想していたのかバランスを崩すこともなく、数歩だ
け後ろに下がった。
「出ていって。ご飯も自分で作るか、外で食べてきたらいいでしょ」
「ふふ、ねえ、それより綺」
 出ていく気配はなく、お姉さんはどこか意地悪げな表情をした。
「入れるのはいいけど、このコにも、ちゃんと入れさせてあげてるの?」
「な、なに言ってるのよ」
「あ、そう。まだなんだ。あ〜あ、かわいそうに」
 お姉さんは言いながらベッドの脇に膝をつくと、僕のペニスに手を伸ばして
きた。柳さんと似た形の手指を勃起の真ん中辺りに絡めてくる。
「や、ちょ……なにしてるのよっ!」
「なにって、ふふ、彼氏のオチンチンが寂しそうだなぁと思って」
 お姉さんは妖艶な表情で微笑みながら、慣れた手つきでクニクニと僕のペニ
スをこね始めた。
「え……あっ……ああっ……」
 柳さんの腰の動きが止まっていたために緩くなっていた僕への刺激が、お姉
さんの手によって再開される。恐怖感にも似た快感が、肉棒を弄ぶお姉さんの
手から股間に流れ込んできて、ペニスが弾けそうなくらいに膨れ上がる。
「ちょ、ちょっと、なにしてるんですか……あっ、ああっ!」
「ふふ、気持ちよくない、三谷君?」
「それは、その……うっ、いい、ですけど……っ」
 巻きつけた指で竿を扱いたり、親指で裏筋をこねたり、亀頭を軽く擦ったり
してくる。男の扱いになれているような手つきに、思わず快感の呻き声が漏れ
た。
「姉さんっ」
 柳さんがお姉さんの手を叩いた。
「ああん、もう、痛いなぁ」
 お姉さんは弾かれた手をもう片方の手で撫でる。ちなみに僕の肉棒は手放さ
れていて、お腹の上で弾んでいた。
「このコのこれ、あたしが貰っていいでしょ?」
「……え?」
「は、はい?」
 僕はその意味を取りかねて首を傾げながら、お姉さんを見上げた。そのとき、
お姉さんはすでにワンピースの裾に手を入れていた。その中からスルスルと丸
まった黒い下着が降りてきた。同時に、僕と柳さんの匂いで満ちていた部屋に、
お姉さんの香水混じりの性臭が混じり始める。
「姉さんっ!?」
「暁子よ、よろしくね」
 挨拶代わりというように、柳さんのお姉さん……暁子さんは、なんのためら
いもなく、僕の腰にまたがってきた。


〜5〜

 暁子さんは柳さんを隠すように僕の腰にまたがっていた。まだ体は接触して
いないけど、ワンピースの裾が肉棒に微かに擦れている。パンツを脱いで僕の
腰を挟むように膝立ちになっている暁子さんの意図は明白なんだけど、どうに
も状況が理解できない。
 だって妹の恋人とはいえ、初対面なんだよね。なのに、これってエッチしよ
うってこの態度。お尻の中で柳さんのペニスがびくついててエッチモードだか
ら、嫌とかそういうわけ感情は湧いてこない。むしろ気持ちいいことは何でも
歓迎って感じではあるんだけど、暁子さんの思考回路がよくわからないわけだ。
「あ、あの……」
「だいじょうぶ。君と綺のエッチシーン見てる間に濡れちゃってるから」
 僕を見下ろしながら、暁子さんが妖しげに微笑む。そういうことを聞きたか
ったわけじゃないんだけど。
 なんてことを思っている間に、暁子さんの手が僕の勃起を掴んでいた。
「ちょっと、なに考えてるの! やめてよっ、そんなことっ……!」
 柳さんは目の前にいる暁子さんを突き飛ばそうとする。けれど、腰の脇に足
を下ろしている暁子さんを押しのけるにはいたらなかった。しかも僕を犯して、
それを維持しようとしているために両足の力がうまく使えない。手だけの力で
は自分と同じ体格の人を無理矢理どかすには十分じゃなかったみたいだ。
「ふふ、じゃ、いただくわね」
 暁子さんはそれ以上の邪魔が入らない内に、といった口調で言うと、僕のペ
ニスをくいっと起こし、前屈みになりながら腰を落としてきた。
 唇とは違う感じの、ヌメった体温が亀頭に触れた。そう思った途端に、ぬち
ゅっと濡れ音と共に肉棒の先端が温かい肉に包まれていた。
「あふ……」
 暁子さんの口から甘い吐息が漏れた。キュッと膣口が狭まって亀頭の一番円
周のある部分を食い締めてくる。
「熱くて、硬くて、いいわ……ん、んんっ……」
 暁子さんは少し眉をひそめながら、さらに腰を落とし、濡れた肉壺にずぷず
ぷとペニスを導き入れていく。
「うああっ……! は、入ってく……」
「ね、姉さんっ! やめてってっ!」
「あんん……別に、あ、はぁ、いいじゃない」
 暁子さんは僕のを呑み込みながら、首をひねって柳さんに微笑いかける。
「綺は男にさせてあげるつもりなんか、ないんでしょ?」
「そ、それは……」
「今は綺に入れられてるけど、三谷君もオトコなのよ。入れたくなることだっ
てあるわ。だって、オトコはその方が気持ちいいもの」
「だ、だからって……」
「見ているときの方がいいでしょ? 隠れて浮気されるより。んっ、んんぅっ
……!」
 柳さんから僕に視線を移し替えると、暁子さんは一気に腰を沈めた。温かく
て柔らかい肉穴を肉棒がこじ開けながら、深いところまで進んでいく。
「あ……ああっ……ぜんぶ、入っちゃった……」
 暁子さんの股間で直立していた僕の肉棒が、見えなくなっていた。柳さんよ
り柔らくて肉感的な、大人だって表現できる丸いお尻が、僕の腰の上で潰れて
いる。
「アソコの中って、こんな……なんだ……」
 ツルツルの口内粘膜とは違う、複雑な形状。入り口は根本を締めつけ、底な
しに柔らかい中のマンコ肉は、脈打ちながら蠢いてペニスを嬲ってくる。初め
て味わう快感に、僕は暁子さんのマンコの中で肉棒を飛び跳ねさせながら、柳
さんのペニスを銜え込んでいるお尻の穴をグイッと窄めた。異常な状況下のせ
いか、柳さんの肉棒も激しく跳ねて腸壁を押し上げてくる。
「君、もしかしてはじめて?」
「く……ぁ……は、はい……」
「なるほど、そりゃそうだわね」
 暁子さんが僕のお腹に手を置いて、くりくりと腰をくねらせる。膣内に無数
にある柔らかい肉ヒダが僕に絡んできて、全体を艶めかしく撫で上げてきた。
「経験してたら、別に気持ちよくもないアナルを突かれるばっかりなんて、我
慢できないものだもんね」
「気持ちよくないわけじゃ……ないですけど」
「まぁ、オトコは前立腺なんてものもあるからね。でも、こうして女の中に入
ってるのと、綺に突かれてるの、どっちが気持ちいい?」
「ね、姉さんッ!」
 ばしんっという音が暁子さんの向こうで響く。
「痛いなぁ。叩かないでよ」
「姉さんが余計なこと言うからよ……」
「なぁに? 綺ってば、自分が気持ちよくなってるだけなの? カレシに気持
ちよくなってもらってる自信ない?」
「そ……それは……」
「独りよがりのエッチばっかり続けてたら、いつか嫌われるわよ」
「あ……う……」
 痛いところを突かれたという感じで、柳さんが悔しそうな声を漏らした。
「い、いいんです。最初は痛かったけど……今はそんなでもないし。それに柳
さんのが僕でイっちゃうのは……それだけでも嬉しい感じだから……」
「……三谷くん……」
 腰は止まっているのに、柳さんのペニスは僕の中で大きく飛び跳ねた。ミチ
ッて音を立てて膨張して、存在感が増す。最初のころはホントに、射精寸前と
か射精の瞬間とかお尻が切れそうだったけど、今は平気とは言えないまでも問
題ない感じだ。前立腺の存在もなんとなくわかっていて、そこを擦られるとけ
っこう気持ちよかったりもする。疲れながら扱かれたら問題なくイっちゃうし。
「ふふ、綺ったら、なかなかいいコ見つけたわねぇ」
 暁子さんが背後の柳さんと僕を見比べながら、にんまりと笑った。褒められ
たのかなと思う。
「まあ、無粋だったかしらね。ほら、いいの? 止まってて」
「え……?」
「入れさせてもらってるのに、動かないなんて、それこそ無粋の極みってもん
よ」
「う、うん……」
 柳さんは僕の膝を掴みなおして、抽迭を再開した。


〜6〜

「んくっ……ぁ……ああっ……」
 幾度もザーメンを出されてグチュグチュになってるお尻の中を、高いカリが
引っ掻いていく。抜き出されるときに、暁子さんのお尻が乗ってるお腹側にあ
る気持ちいいところも擦られて、柔肉に埋まっている僕のペニスも飛び跳ねた。
何となく普通の初体験もしていることが意識されて、頭が熱くなった。暁子さ
んは動いてないけど、すごくアソコの中は騒がしい。肉ヒダにペニスが撫でら
れて括約筋が窄んで、そこを柳さんに突かれると、僕の肉棒に力がこもって暁
子さんの秘肉に強く愛撫される。その繰り返し。快感がどこまでも高ぶってい
くような感じがして怖いくらいだった。
 第一、柳さんのペニスをアナルに入れられながら、柳さんのお姉さんの中に
入れてるなんて、とても現実の光景だとは思えないし。
「あふ……いいわね、綺に突かれるたびに、君の、中で膨らむわ」
 暁子さんの指が、愛撫するためにきれいに整えられた爪が、僕の乳首を弾く。
「綺との今後のために、ここ気持ちよくしてあげようか?」
 くりくりと先端を押し込まれる。唾を付けた指で撫でられたりすると、鳥肌
が立って、女の子みたいに乳首がとがっていく。
「勃ってきたわ。男の方が小ぶりで、可愛いのよねぇ」
「あうっ……んっ……んっ……」
 硬くなった乳首を親指と人差し指でくびられた。自分で思っているよりそこ
は敏感な感じで、潰されるたびに突起から背中に向けて電気が走る。
「女も男も、気持ちよくなってるときにこうやって刺激されると……ここを触
られると気持ちよくなった、って脳が勘違いしてね、性感帯になっていくのよ」
「ぱ、パブロフの犬、みたいですね」
「そうね。敏感じゃないお腹でも、こうして撫で回されてると、いつか性感帯
になるかもしれないわよ。腕とか首とかも敏感になったら、楽しそうね。大衆
の面前で野外セックスし放題よ」
「そんな願望……あるん、ですか?」
「そうねぇ、車の中ではけっこうしたりもするわね。ほら、マジックミラー使
った窓だとそんな感じじゃない? 向こうからはあまり見えないけど、こっち
は見えるから……見られてる気分になれるわけね」
 なんてことをエッチ中なのに平然とした口調で言いながら、暁子さんが腰を
上下に動かし始めた。にゅぷにゅぷと粘液でねっとりと濡れたヒダが、ペニス
の周りでこれまで以上に踊り出す。しかも、暁子さんは柳さんの腰の動きに合
わせるように動いていた。柳さんのペニスが出ていくのに合わせて、僕のペニ
スもキュンキュンとひくついている暁子さんのオマンコの中から出ていく。入
ってくるのも同時で、柳さんの腰と暁子さんのお尻が僕にぶつかってくる。
 加えて、柳さんの動きが激しいものだから、自然と暁子さんの腰遣いも激し
く卑猥なものになっていた。出ていくときもいいけど、再挿入のときの快感は
また格別。捲り上げた秘肉との擦れ具合と亀頭が奥の柔肉にぶつかる衝撃、同
時に降ってきて弾けるお尻の肉の重さに、腰がどこまでも甘く痺れてしまう。
「ふふ、ねえ、どう三谷君、2人にされて感じる? こんなの、んっ、なかな
か味わえないでしょ」
「あ、はい……んっ、あ、はぁ……ああっ……」
 乳首でも刺激が弾けて、下では股間がどこかに飛んでいったみたいに快感が
溢れていた。自然と僕はシーツにしがみついてしまう。あまりにも気持ちよす
ぎた。ペニスをマンコに入れるというセックスはこんなにいいものなのかな、
と思ったりする。だけど、この気持ちよさは、アナルが内側から、柳さんのペ
ニスで圧迫されているからだとなんとなく直感できた。入れられながら肉棒を
しごいたときの快感の大きさも、精神的なものもあるけど、たぶん本当に気持
ちいいんだろう。特にイクときにに柳さんので肛門がパンパンになっていると、
普段よりも前立腺の痙攣が増幅して感じられる。直腸を犯している肉棒ごと震
えて、内臓がぐちゃぐちゃになっていくみたいな、そんな絶頂感が下腹部で吹
き荒れる。だから、やっぱり、入れられるのは気持ちいいってことなんだろう
なぁ、なんて火照った頭で僕は考えたりするわけ。
「ねえ、そんなとこ掴んでないで、手が空いているならオッパイ触ってよ」
 確かに寝てるだけというのは悪いし。と、柳さんとしてるときも思ってたり
はしたし。でも考えてみたら、役回りが変わっている関係だから、それで当然
なのかも。正常位系のときは届かないことが多いし、後ろからされるときは当
然何もできないし、騎乗位のときは動くだけで精一杯だしね。
「あん、もう……早くぅ……」
「え、あ……はい……」
 僕はボーっとしたまま、マインドコントロール状態にあるみたいに手を暁子
さんの胸に伸ばした。ワンピース越しに大きな膨らみを掴むと、むにゅっと柔
らかく潰れた。
「……んっ、あぁ、そう、もっと揉んで。潰れるくらい掴んで……」
「こんな、感じで、いいですか?」
「あはっ、あっ、ああぁっ……いいわぁ……揉まれると、んっ、オマンコ、感
じちゃう……」
 暁子さんのバストサイズはやっぱり少し柳さんより大きい感じだった。でも、
あまりに手触りが生に近い。
「ふふ、わかる? ブラしてないの」
「か、帰ってきて、外したんですか……?」
「違うわよ、ん、最初から、つけてないの」
「な、なんでですか……?」
「はぁ、あぁん……ほ、ほら、肩紐、見えちゃうでしょ……」
 そういう問題なのかなと反射的に思う。肩紐がないタイプだっていくらでも
あるはずだし。でも、気になっても、すぐに快感の中に思考が飛散して、まあ
いいやとどうでもよくなってしまう。
「あんっ、あっ……はあぁぁ……ろ、露出狂なのよ、この人」
 柳さんが息を荒らげながら、答えらしき言葉を言った。そういえば、脇も大
きく開いてるし。さっきもそんなこと言ってたし、そういうことにしておこう。
「あふっ、んっ……綺が、見せなさすぎなのよ……んっ……んっ……」
 暁子さんの中から股間に溢れてきた愛液がぐちゅぐちゅといやらしい音を立
てる。さすがにというか、いっつも潤滑油になっている柳さんの精液より、ず
っとねちっこい音だ。お尻も一緒にされてるから、混ざって大きく聞こえてる
だけかもしんないけど。
「はぁっ、あっ、ああぁ……っ」
「ふぅん、綺もこんな熱い息吐くのねぇ」
 お姉さんの背中に額を預けるようにして動く柳さんの口から漏れる熱ばんだ
吐息に、暁子さんは気持ちよさそうに目を細める。
「あうっ、く、ん……!」
 柳さんの興奮度に比例して、アナルを往復する肉棒の存在感が増してきた。
押されるようにして、僕のペニスも暁子さんの膣内で熱を帯び、膨張する。
「あふっ、君の、太くなったわ……んっ、いいわ、とっても硬くて……それに、
ピッタリ合ってて……すごく感じる……っ」
 暁子さんが背筋を軽く震わせ、膣肉を収縮させながら、自慢げに柳さんの方
を振り返った。柳さんはお姉さんの言葉を無視するみたいに、ピストン運動の
テンポを加速させる。深く挿入したまま素早い抜き差しを繰り返し、亀頭を直
腸粘膜に擦り付けるようにして腰を捻ってくる。
 暁子さんは柳さんとは反対に、大きく動いていた。亀頭が入り口に引っかか
るまで腰を上げて、ドスンッと勢いよく落としてくる。揃っていた姉妹のリズ
ムが完全に乱れていた。挿入感と被挿入感が好き放題なリズムで、股間を襲っ
てきている。
 動きが揃っていたときもよかったけど、バラバラになっても強烈に気持ちよ
かった。むしろ、襲ってくる快感を我慢するタイミングが掴めない今のほうが
快感指数は高いかもしれない。何しろ、息を吐いて休むタイミングが掴めない。
息を吐けないから、快感が落ち着かない。体の中で溜まったままずっと暴れて
いる。どうしようもないほどに目の前が熱くなっていく。
 僕は小刻みに息を吸って、空気がいっぱいになったら仕方なく、大きく息を
吐いていた。なんていうか、もうイってしまっていていいくらいの気持ちよさ
で満ちているんだけど、気持ちよすぎるせいか射精のタイミングがわからなか
った。
「あはあぁぁっ! んっ、あああっ! それ、つ、強すぎっ、三谷君……っ!」
 余裕を見せていた暁子さんの甲高い嬌声が響いた。ぼやけた視界を探ってみ
ると、僕の指が思い切り暁子さんの胸に食い込んでいた。どうやら、力いっぱ
い握りしめてしまっていたらしい。
「あ、ああっ、ごめん、なさい……」
「あんんっ、ふふ……い、いいの、そのまま……あっ、はあぁ……」
 胸から離そうとした僕の手を、暁子さんの手が止めた。押しつけられるまま
に、ワンピースに皺ができそうなくらい、あるいは破れてしまいそうなくらい
の力で、グイグイと揉みしだく。予想しているから平気なのか、暁子さんは強
い愛撫にも心地よさそうに腰をくねらせ、熱くとろけた膣肉でペニスを締め上
げてくる。腰の中で快感が膨らんで、ペニスが飛び跳ねると同時に、柳さんを
咥えている括約筋がビクッと窄まる。
「あううっ! あぁんっ、ああっ、み、三谷くん、中、すごく……締まるぅぅ
っ……!」
 切羽詰まった声が僕や暁子さんの喘ぎ声を掻き消すように響いた。
「い、イクぅっ、三谷くんっ、イクぅぅぅっ……! あっ、はああああぁぁぁ
ぁぁっ!!」
 ドスンッと思い切った突き上げが僕を揺らした瞬間、体の一番奥で柳さんの
股間で産まれた熱い飛沫がしぶいた。射精をはじめたペニスが上下に飛び跳ね
て直腸粘膜をこねくり回しながら、すでに泡立った精液にまみれている腸内に
ドパドパと欲望の塊を放出してくる。連鎖反応的に、熱い肉に包まれた肉棒の
根本が、ぞくんっと大きな快感に痙攣した。
「あああっ! 柳さんのが、入って、中が燃えて……! あ、ああ、僕もイっ
ちゃいますっ!」
「ふふふ、いいわよ、このまま中に出して……」
 きゅうぅぅって、味わったことのない締めつけに襲われ、僕は暁子さんの中
でペニスを震わせてしまう。肉棒の奥から込み上げた精液が、ほとんど精子な
んて残ってないだろうけど、暁子さんの膣内に吹き出ていく。
「くあっ! 出るっ、あああぁーっ!!」
「あはっ……! ああぁぁ……熱いわ……勢いも、すごくいいのねぇ……」
 暁子さんは平然と精液を膣内で受け止めながら、腰を小刻みに震わせ、うっ
とりとした幸せそうな表情を浮かべた。にも関わらず、膣肉は射精中の肉棒を
信じられないほど激しく絞り上げてくる。そのせいか、自己最多の回数になっ
たにも関わらず、精液がどんどん噴出していった。
「あはっ……んっ、んんんっ、胸もオマンコもよくて……ひんんっ、あ、あた
しも、来ちゃうっ……!」
 膣奥を熱い飛沫で打たれながら、乳房を深々と抉られたのが効いたみたいで、
暁子さんも快感にまみれた声を上げながら顎を仰け反らせた。
「あっ、んっ、イクっ……! あ、はんっ、あ、ああああああーーっ!!」
 暁子さんは深く腰を落としたまま全身をくねらせ、何度も聞いて脳髄に染み
ついている柳さんのアクメ声よりも、若干高い声を部屋に響かせた。同時に、
射精中の硬い亀頭を使って最奥付近のコリッとしたところを小突き、抉ってさ
らなる快感を貪っては、顔を火照らせてオーガズムに酔いしれる。
「はあああんっ、あっ、あああっ! すごいっ、三谷くんの中、痙攣してっ、
ああ、出るよぉ、止まらないっ……あはっ、あああああぁぁんっ!!」
「くっ、うっ、柳さんっ、僕も、まだっ、出るっ、あ、ああああーーーっ!!」
 暁子さんと柳さんの絶頂の声を聞きながら、僕自身も絶頂の呻きを上げ、僕
は初めての膣内射精にペニスを震わせ続けた。

 

〜7〜

 予想済みというか、やっぱりというべきか、どんな表現にしろ、3人でのエ
ッチはまだ終わらなかった。僕の性欲はたぶん十二分に満足しているんだけど、
柳さんも、たぶん暁子さんも満足していないから、3P続行中。
「うふふ、萎えないのね。すごく元気。若いっていいわ」
 確かに、愛液に精液が加わって一層ドロドロになっている暁子さんのマンコ
の中にあるペニスは勃起したまま。2人にされてる状況に、興奮してるのは興
奮してるけど、自分でも信じられないくらいだ。
「ああっ、三谷くん……私、三谷くんの中に、もっと出したいから……」
「ふあっ、あ、あうっ……う……っ」
 柳さんのペニスも、すでに何回出したか忘れるくらいの回数を放っていても、
変わらない勢いを維持していた。むしろ、大きくなっているくらいで、僕の肛
門をギチギチに拡げて、白濁まみれの腸洞で律動を続けている。
「それとも、綺のがまだ中に入っているから?」
「は、はい……んっ……た、たぶん、柳さんのが……入って、動いてるからだ
と……」
 萎える暇もないっていうか……柳さんので勃起させられているっていうか。
でも、柳さんに突かれて、お姉さんの中に入ってるなんて凄まじいこの状況じ
ゃ、1回出したくらいで性欲が治まる方が本当はおかしいくらいのもんかも。
「あ〜あ、いいわねぇ、ラブラブのカップルは。愛のあるエッチは気持ちいい
のよねー」
 暁子さんの声は、なんとなく、本当に羨ましく思っているような響きがあっ
た。柳さんが動いてギシギシとベッドが軋む音を聞きながら、そんなことを思
っていると、暁子さんは僕を見下ろして、赤らんだ顔でニッコリと微笑む。元々
はやっぱり怜悧な顔立ちだと思うんだけど、ものすごく妖艶な表情だった。柳
さんもあと数年もしたらこんな表情をしたりするのかなと思ってしまう。
「でも、あたしも君ので感じてるから。ほら、君ので突かれて、あたしのも大
きくなってるわ」
 暁子さんがそんなことをいいながら、結合部を隠しているワンピースの裾を
まくり上げた。下着はすでに脱ぎ捨てられているから、股間が丸見えになる。
「え……あ……あああっ?」
 まったくの不意打ちと言うことはなかったけれど、やはりそれは衝撃的だっ
た。ワンピの裾から、柳さん並みの勃起が出てきた。完全にそそり立って、脈
打っている。遺伝なのか、暁子さんにも生えているみたいだ。
「あぁ、ん、そ、それ……?」
「ふふ、なかなかでしょ?」
「……なんか、柳さんのもそうだけど……男より、大きいですよね……」
「そうねえ。なかなか見ないわね、これより大きいのは」
 たぶん、男の平均プラス1センチより、大きい。偏差値で言うと、60くら
いかな。とすると、なかなか出会わないかもしれない。
「ねえ、君、綺の精液かけられたことある?」
「はぁ、はぁ……か、かかったことなら、あります……あと、の、飲んだこと
も……ありますけど……」
「み、三谷くん……っ」
「ふぅん。フェラもしたの? ねえ、綺の味はどんなだった? 綺ったら、舐
めさせてくれないのよね」
 バイセクシャルっていうか、思ったとおり、なんかずいぶんと性的にオープ
ンな人だ。ペニスを持っているなんていう特徴もまったく気にとめていない。
むしろ、男と女、両方の感覚を味わえてラッキーだ、くらいに思っている。そ
れがはっきりと暁子さんの態度から伝わってきた。
「え、えと……なんか、興奮しちゃう、味……かな」
「ああぁ、わかるわかる。それに、そうよね、毎日扱いて洗ってたら、匂いも
味もそんなにないわよねぇ」
「んんっ、はぁ、な、なに言ってるのよ……っ」
 柳さんの声に、暁子さんは軽く肩を竦めた。それから、持ち上げた裾をほと
んど直角にそそり立ったペニスとお腹の間にかけ、微笑んでくる。
「それで、三谷君。あたしのザーメン、顔にかけてもいい?」
「え、あ……その……はい、かけたかった……ら……どうぞ」
「ありがと。じゃあ、汚させてね。自分の精液で男の顔がドロドロになるの見
ると、すっごく興奮するのよ」
 暁子さんはそう言いながら、腰を上下させつつ、自らの手でペニスをしごき
始めた。その途端に、膣内がめちゃくちゃに暴れはじめる。
「あっ、ああっ……! 暁子さんの、中、はっ、うっ、すごい、動いて……っ!」
「んふふっ、オマンコとオチンチン、一緒にすると、すごく……んぁっ、はあ
あっ、か、感じるの。腰が、抜けそうなくらい……っ」
 美人な女性が腰を振りながらペニスを扱いているのは、あまりにもやらしす
ぎる。自分のペニスと僕のペニスで快感を感じているオマンコのヒダも負けず
に淫ら。目の前の空間に広がる暁子さんの甘い息も降ってくる感じで、全身が
たまらなく熱くなっていた。
 しかも、暁子さんの後ろでは柳さんがずっと動いている。初体験以来、何度
も何度も見たから、見えていなくても、柳さんがどんな顔で動いているのかリ
アルに想像できた。激しい腰遣いも、ペニスの高ぶりも、アナルに直接伝わっ
てくるし。姉妹のやらしい姿が重なっているみたいで、快感も重なって、上半
身が落ち着かない。身震いしたくなる。柳さんの射精を受けて、暁子さんの中
に射精したときに、暁子さんの胸から離していた手でシーツを握りしめた。背
中がベッドに密着したせいか、柳さんと暁子さんの動きが背中からも伝わって
くる。スプリングばっちりの高級ベッドだったら、すごいことになるかもと思
いながら、僕は呻き声を漏らし続ける。
「ああんっ、いい、いいよぉ、三谷くんっ! もっと、お尻で私の締めつけて
っ。あっ、はああぁぁっ、中、もっといっぱい、痙攣させてぇっ!」
 再び快感が高まってきたのか、柳さんの腰遣いが激しくなった。


〜8〜

「あはっ、綺ったら激しいのねぇ」
 ぬっちゃぬっちゃと愛液と精液の混合液を泡立てながら上下する暁子さんの
お尻に、柳さんの腰がぶつかっているみたいだ。
 柳さんと暁子さんが色々なリズムで腰にぶつかってきて、感覚がなくなって
いくというか、下半身が痺れてきていた。それでも、柳さんに突かれているお
尻の中と、暁子さんの中に入っている部分だけは敏感さを維持している。
 アナルセックスとセックスと、オナニー。目の前で繰り広げられる快感を求
める行為がどんどん加速していく。汗と粘液が肉に絡まって弾ける音も淫らさ
を増して、耳からも脳のどこかにある官能中枢を揺さぶられてしまう。人の動
きが早くなるほどに、僕の快感も高まり、ペニスもアナルもびくびくと痙攣し
た。2人が動くのをやめたらすぐにでもイってしまうような感じだ。強制的に
抉られ、擦られているからこそ、イっていないだけで。それでも、2人が腰を
振るたびに確実に肉棒と括約筋のビクビクは大きくなるし、目の前の景色がぼ
やけていく。ベッドが軋む音が大きくなるほどに、意識が快感に押し潰されて
いく。このままされ続けたら、最初のときみたいに失神してしちゃうかも。そ
う思うけど、髄が揺れるような快感に身を任せられるなら、それでもよかった。
「んっ、うっ、ああっ……! い、イク、かけるわよ、三谷君っ! 顔上げて
っ!」
「は、はい……」
 肉棒を扱き続けながら、暁子さんに肩を掴まれて顔を引き寄せられた。少し
だけ現実に立ち戻った視界の中、赤黒く先端が膨れ上がり、筋だった暁子さん
の熱い肉棒が、思った以上に近くに迫ってくる。僕はシーツをギュッと握って、
先走りでトロトロに濡れた鈴口を見つめながら、その瞬間を待った。暁子さん
はペニスの快感に呻きながら、力いっぱい幹を扱く。
「うっ、出るわよっ……受け止めてね! あっ、あああああああぁぁぁんっ!!」
 暁子さんは気持ちよさそうに眉根を寄せ、絶頂の悲鳴を上げた。根本に向け
て引き絞られた暁子さんの肉棒が一際膨れ上がり、亀頭の黒さが増す。その瞬
間に、見慣れたというか、感じ慣れた精液が先端の割れ目から噴出した。それ
が理解できた次の瞬間には、視界が熱く染まる。
「うああっ! あ、熱いっ、熱いのっ、んぷっ、ん、かかって……っ!」
 柳さんとほとんど変わらない量の精液が勢いよく噴出して、僕の顔のドパド
パと降りかかってきていた。全身に渦巻く快感の火照りが、生やさしいかと思
えるほどの凶悪な熱さで顔が包まれていく。
「ああ、ああっ、三谷君、いい顔になってくわっ……! んんっ、はあぁぁぁーー
んっ!!」
 暁子さんは射精絶頂に身を震わせながら、汚れていく僕の顔を見て、女性と
しても達したらしい。体内にある僕の肉棒をぎゅうううっと痙攣しまくってい
る肉ヒダで締め上げてきた。
「あうううぅっ!? い、イクっ、また、中でイっちゃうっ! んっ、んんん
うぅぅぅぅっ!!」
 僕の中でも快感が膨らみ、再び暁子さんのオマンコの中に思い切り精子を吐
き出してしまう。
「あふぁぁぁっ! あああっ、出てるっ……ドピュドピュ、子宮にぶつかって
くるわっ! んっ、あたしも、もう1回、イクわねっ! んああああああぁぁ
っ!!」
 ビュパッ! ビュパパパッ!
 精液の勢いが治まりかけていた暁子さんのペニスの先端から、再び勢いのこ
もった透明に近い白濁汁が噴き上がった。勢いが良すぎて最初の一発が僕の頭
を飛び越えてしまう。それからは1回目の精液があまりかかっていなかった僕
の口や顎にザーメンを命中させてきた。
「んぷっ、ああ、暁子さんの、精液で、顔が……っ! あふぅっ、ああ、オマ
ンコ、中で出すの、いいですっ、ひああああぁぁっ!」
 僕は快感の声を上げながら、腰を突き上げる感じで、ほとんど精子のない前
立腺液だけの精液を暁子さんの絶頂マンコに放ち続ける。意識が白熱して飛び
そうな感じだった。
「み、三谷くんっ、私もっ! 私も出るぅぅっ! はあっ、あああああっ!!」
 限界まで高ぶっていたところに、僕が達して前立腺が震え、腸が揺れたこと
で、柳さんも欲望を破裂させた。解き放たれた精液が直腸に溜まっていた白濁
液を押し返し、勃起では届かない腸の深くまでを熱にまみれさせる。
「くひいいいいぃぃぃっ!?」
 さらに加速した快感に、僕は恐怖すらこもった叫び声を上げながら顔をしか
めた。
「ああっ、君の顔、すごくいいわ。快感に歪んでて、見てるだけでまたイキそ
う……っ! んんっ、ほら、まだ出てくるっ!」
 膣洞を艶めかしく蠢かし、僕の射精中の肉棒を締め上げながら、暁子さんは
さらにザーメンをぶつけてきた。柳さんに似ているようで少し違う濃厚な性臭
が顔の前で弾け、きーんっていう音が頭の中で鳴り響く。意識が別世界へ持っ
ていかれそうな飛翔感を伴う快感が、僕の全身を揺らした。
「私も、まだ、まだいっぱい……っ! ああっ、あああぁぁぁっ、三谷くん、
三谷くんーーーーっ!!」
 柳さんも僕の膝を思いっきり握りしめながら、押しつけた腰を震わせてザー
メンを注ぎ込んでくる。それぞれが高め合う絶頂衝動は、なかなか治まらず、
しばらく僕と柳さんと暁子さんのアクメの声が部屋の空気を揺らしていた。


〜9〜

「よかったわ。三谷君」
 暁子さんが膣を締め付けながら立ち上がると、射精直後の過敏なペニスがヌ
ルヌルの肉ヒダに思い切り扱かれた。
「あうっ、ううっ……!」
 とろけた脳に鋭い快感が走って、仰向けに弛緩した僕の口から呻き声が漏れ
る。
「はぁ、あぁ、ん……ねえ、吸って?」
 暁子さんはドロドロになった僕の顔をうっとりと見下ろしながら、勃起が続
くペニスの亀頭を唇に押しつけてきた。目の前に漂っている性臭は、柳さんの
それより濃い感じだ。
「は、はい……ん、むん……ちゅぷぅ……」
 僕は唇にネットリとついた暁子さんのザーメンを舐め取ってから、暁子さん
のペニスを銜えた。いまだ衰えていない熱が、唇から口内全体へと広がってい
く。柳さんみたいに、欲望がまったく治まっていなくて、舌先で撫でただけで
わかるくらいに硬い。
「ふむぅ、ん……んっ……」
「あはっ……いいわ、もっと強く吸い立てて……」
 言いながら、暁子さんは指を萎えかけていた僕の勃起に絡みつけてきた。根
本というか陰毛のあたりに溜まっていた愛液をすくって、ぬちぬちと艶めかし
い手つきで扱き上げてくる。
「はむぅっ……ん、ぢゅぷっ……ぢゅぷっ……」
 一日の最多射精を更新して、びりびりとしている肉棒を擦られ、僕は腰を震
わせながら暁子さんのペニスを吸った。亀頭を銜え込んで、口腔に残っていた
暁子さんの精液をペニスに絡め、じゅぷじゅぷと音を立てながら口を動かす。
「ああっ、んっ……す、すごく、うまいじゃないっ。ふふ、フェラ、慣れてる
のねぇ。綺にいっぱい舐めさせられたの?」
 ぱしんっ!
 暁子さんの言葉に、これまで以上の大きい音が鳴った。柳さんが両手で暁子
さんの背中を叩いたらしい。ちなみに、柳さんはまだ僕の中に入ったままだっ
た。
「あん、もう、また叩くぅ。褒めてるんだから、いいじゃないのぉ」
「ぷふっ……ん、柳さんにも舐めて、もらいましたし……どこがいいのかとか、
なんとなく……」
「へえ、そのあたりまでは、して、してもらってだったのね」
「は、はあ……まあ……」
 といっても、ペッティングはともかくとして、フェラとか手コキをエッチの
前にするのが順番的に正しいのかはわからない。そもそも、最初は学校で、い
きなり手コキしちゃったわけで。
「ふふ、ねえ、続けて?」
 暁子さんは僕の顔に手を伸ばすと、自分で放った粘液や汗で額にへばりつい
ていた髪を掻き上げてくれる。それから、僕の唾液と精液なんかにまみれた熱
い亀頭を唇に押しつけてきた。
「はい……はむっ……んっ、ちぷっ、ぷ……じゅぷっ……!」
 僕は暁子さんの亀頭にしっかりと唇をかぶせた。先端の割れ目に舌をねじ込
みながら、熱い肉竿を吸い立てる。手も使って、ぬるぬるした幹の根本辺りを
擦ったりもした。
「あは……汚れた顔でフェラって、ん、すごく、いいわ……感じすぎて、腰、
抜けちゃいそう」
「んっ、三谷くん……姉さんばかり……そんなこと……あぁ、ん、私も、ちゃ
んと気持ちよく、して……っ」
 お姉さんの気持ちよさげな声を聞いた柳さんの腰が律動を始めた。僕の萎え
かけの肉棒を弄くっていた暁子さんの手を弾き飛ばして、粘液に沈んだ感じの
ペニスに手をかけてくる。さらに、ほとんど空にされた陰嚢も手のひらに包ん
で、揉みほぐしてきた。
「くぷっ、んぐ……ん……柳さんっ……あっ、あぁ……」
「本当にいい顔……そのまま、フェラして」
「はい、んじゅっ、ぷぷっ……ぢゅぷっ、ぢゅぷぷっ!」
 股間が柳さんの温かい手の中で弄くられているのを感じながら、目の前の暁
子さんの肉棒に唾液を絡ませ、口で愛撫を施していく。
「んふっ、そこ、……もっと唇で擦って……あんっ、ん……そう、その調子…
…っ」
 暁子さんのペニスに力がこもり、びくびくと跳ねる。血管とその中を流れる
血液の存在感が舌の上で大きくなるのを嬉しく思いながら、僕は何度も肉竿を
吸い立てた。口一杯に広がる肉の感触を押し潰すみたいな感じで頬を窄め、手
と顔を一緒のリズムで動かして、暁子さんのペニスに奉仕する。
「あふっ、んんっ、いいわ。イクわよ、あたしのも、飲んで……っ! んっ、
んんんんっ!!」
 高い声が暁子さんの口から漏れ出て、口の中でペニスが破裂しそうなくらい
に膨張する。根本を扱いてる指先に、中を走る熱い液体の感触が感じられた。
そう思った途端に、被せていた舌を弾き飛ばすような勢いで、熱い飛沫が喉ま
で飛び込んでくる。
「はぶぅぅぅっ!? んっ、んん、ぐぐぐっ!?」
「ああんっ、いい、いいわ、君の口っ! もっと吸って、あたしのザーメン吸
い出して……っ!」
「んっ、ふぁ、ふぁい……んぷっ、ぢゅ、ぢゅるるるるぅぅぅっ!!」
 僕は熱い粘液をごくごくと嚥下しながら、大量のザーメンを吐き出し続ける
肉棒に吸引を加える。
「ひゃっ……ぁっ……ああああぁぁぁぁんっ!!」
 どぴゅっ、びゅぷっ、びゅぷぷぷぷっ!
 肉棒を思い切り吸われた暁子さんは、しがみつくように僕の顔を掴みながら、
色っぽい声を上げてペニスを震わせてきた。奥から一際熱い精液が吹き出し、
僕の口の中をドロドロに染めていく。
「あふっ……あ、はぁぁぁ……っ」

〜10〜

「ふふっ、あとはここ。君が出したのも、吸い出してね」
 暁子さんは腰を上げると、先ほどまで僕の肉棒が突き刺さっていた肉裂を、
思い切り僕の口に押しつけてきた。
「ふぐっ、むんんっ!?」
「吸って」
 どこか普段の柳さんの口調を感じさせる、怜悧でいて嗜虐的な声に僕は息を
吸い込むようにして、軟らかい肉穴を啜った。
 暁子さんの意志で閉じられていた膣口から力が抜け、濃厚でとろけるような
愛液と一緒に、僕が出したザーメンが溢れ出てきた。口の中に入ってくる。幸
いというか、柳さんとのエッチでいっぱい出していたので、量的には多くなか
った。それでもむせ返るような匂いと顔面騎乗に窒息感に頭がぼーっとなる。
「あっ、し、締まった……っ! はふっ、ん、イク、イクっ! あっああああ
あっ!!」
 柳さんの声が弾け、アナルを犯している柳さんの肉棒が膨らんだ。
「ふむぅぅぅっ!? んっ、んんんんんーーーーっ!!」
 直腸に熱い粘液が流れ込んでくる。絶頂に達した興奮に任せて、柳さんは精
を吐き出しながら、僕の萎えたペニスと睾丸を思い切り握りしめてきた。ビク
ンビクンとお尻の中で飛び跳ねる柳さんの肉棒の動きに急かされるように、腰
を跳ね上げてしまう。さらに、僕は呻き声を漏らしながら、顔を挟んでいる肉
感的でいながらスラリと締まった腿を掴んで、暁子さんのアソコに思い切り顔
を押しつけてしまっていた。
 暁子さんは受け止めるように僕の顔をさらに腰に抱き寄せる。汗ばんだ腿肉
に顔を締めつけられた。柳さんの肉棒が直腸をえぐりながらの射精を続けてい
る。全身を荒れ狂う暴力的な快感に、射精感にも似た感覚が腰に込み上げてき
た。勃起していないはずのペニスが、柳さんの手の中でビクビクと震えてしま
う。
「あううっ、んっ、くううううぅぅぅっ!!」
「うふふ、三谷君、漏らしてるわよ」
 暁子さんが僕の声を聞きつけ、柳さんの手に自分の手を絡めるようにして、
痙攣するペニスを弄んでくる。
「くああっ、こ、こんなのって……んっ、うあああああっ!」
 柳さんと暁子さんの手が、僕が腰を震わせるたびに、ぬるぬるになっていく
のがわかった。精液じゃないにしろ、何かが確実に腰奥から漏れているようだ。
腰が抜けそうな悦楽に、頭が白熱し、全身がガクガク震えた。


〜11〜

「……じゃ、お邪魔みたいだから、あたしはこれで失礼するわ」
 暁子さんはベッドから降りると、ティッシュでアソコを拭って、下着を穿い
た。ワンピースの裾と乱れた髪を適当に整える。頬が少し赤らんでいるけれど、
こうして見るとエッチしていたようには見えない。匂いを嗅いだらわかるかも
しれないけど。
「あ、そうそう。オトコ連れ込んでたって内緒にしててあげるから、お寿司頼
んでいい?」
「……内緒にしなくていいから、出ていって」
「けち」
 柳さんに言われて、暁子さんは少しつまらなそうな顔で部屋を出ていった。
 ドアが閉まる。
「あ、言い忘れた」
 と思ったら、すぐにドアが開いて、暁子さんが顔を出した。
「綺、ちゃんと三谷君にもさせてあげなさいよ」
「…………」
 柳さんが何とも言えない感じの視線を暁子さんに向ける。柳さんが何か言う
前に、暁子さんが肩を竦め、口を開いた。
「別にね、関係がどうのっていうんじゃなくて。今の綺ってば、快感に支配さ
れ過ぎなの」
「え……?」
「バランスが悪い。荒々しさばっかり。好き放題に本能のままに『する』だけ
じゃ、本当に嫌われるわよ。性欲はちゃんとコントロールしないと、本当の意
味で楽しめないじゃない」
「…………」
「だからね、されてみたらって言ってるの。与える快感と与えられる快感は、
さっきみたいに等値じゃないと。今のままだと、単に性欲の対象として三谷君
を見てるようにしか思えないわ。そう、させてくれるから、付き合ってるって」
「……姉さんに、そんなこと、言われたくない」
「ふふ、まあ、そりゃそうなんだけどねぇ。あたしは、綺と三谷君の関係が壊
れる前に言っておきたかっただけ」
 それはつまり、彼氏の身勝手なエッチで壊れる関係が世の中にはけっこうあ
ると言いたいのだろうか。それ以前に、暁子さん自身が参加したことで壊れる
とは思ってないのかな、と疑問に思ったり思わなかったり。
「恋人関係って、ずっといいことばかりなんてありえないでしょ。不満があっ
ても、どっちかが我慢しなくちゃいけないことだって多いの。1回や2回なら
我慢できる。でも、小さな我慢でも、続けば、いつか臨界点は来るし、壊れる
よ。それが、明日か、それとも20年、30年後かはわからないけど」
「……熟年離婚?」
 僕はぽつりと呟く。確かに、浮気なんかで感情的に、っていうのより多そう
だ。違う思考形態の人間が一つ屋根の下で一緒に暮らすわけで。食事の味付け
の好みひとつとっても違うんだから、本当は大変なことだろう……と思われる、
同棲は。何でも言い合える対等な関係ならいいけど、どっちかが、相手の文句
なんかを押さえつけられるちょこっとした権力を持っていたら。
 なんとなく、巨大地震を思い出す僕。徐々に大地が歪んで、弾けたその瞬間
にエネルギーを解放する。ゆっくりと引き絞られていく弦みたいなもんか。あ、
でも弓の場合は引いて離すだけじゃ、あんまり矢は飛ばないけど。アーチェリー
にしとこう。
「それじゃ、末永く。できれば、2人の結婚式が見たいわね。あ、綺が嫌にな
ったら、あたしと付き合って欲しいな。じゃあねぇ」
 暁子さんは一方的に言うだけ言って笑うと、ドアを閉めた。
「……………………」
 10秒経っても開かない。
 足音なんかは聞こえなかったけど、今度こそ、部屋から離れたみたいだ。
 本能に忠実なようで、意外にも理知的なようで。
 よくわからない人だった。



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